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【新聞掲載・園芸イノベーション学研中込さん(M2)】スリランカの行政職員に高齢者の「居場所」の先進事例をレクチャーしました!

園芸イノベーション学研究室の中込光穂さんがJICAのプロジェクトで日本の高齢者福祉の先進事例を学びに来たスリランカ政府官僚をはじめとする行政職員を前に,松崎町「であい村 蔵ら」の事例を発表しました.
松崎町「であい村 蔵ら」は高齢者が出資しあい,蔵のある古民家を買い取り食事処と手作りの小物を販売する店舗を運営する高齢者の小さな「居場所」です.中込さんはコロナ禍で店舗の閉鎖を余儀なくされたにもかかわらず,「蔵ら」が高齢者の居場所たり得た要因を探り,日本地域政策研究に論文を掲載しました.「ワーカーズコレクティブ」というみんなが出資者として平等に意見を言える働き方や,コアメンバーの実現可能な目標の設定,きめ細かいフィードバックと声かけ,既存の活動にこだわりすぎない柔軟な活動の転換等が「蔵ら」が非常時でも高齢者の居場所足り得た要因であるというのが論文の要旨です.
今回は,それらをわかりやすくプレゼンにまとめ,スリランカの皆さんに紹介し,行政として高齢者の活動にどのようなサポートが可能なのか?活動を次の世代に引き継いでいくためにはどうしたらいいのか?等,高齢化が進むスリランカでも役立つ提言を行いました.
スリランカの皆さんはいずれも真剣なまなざしで聴講し,発表後には多くの質問がありました.
プロジェクトの良いスタートが切れ,今後も意見交換を続けて行けそうです.
今回,その様子が2023年6月27日の伊豆新聞の1面に掲載されたことから,ここに転載許可を得て掲載いたします.

伊豆新聞 2023年6月27日1面(掲載許諾済)
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