ニュース

【論文掲載・園芸イノベーション学研 中込さん(D1)・松本教授】地域連携応援PJで南伊豆の道の駅の直売所を分析した成果が「日本地域政策研究」に掲載されました

園芸イノベーション学研究室所属の中込光穂さん(岐阜大学連合農学研究科1年)と松本和浩教授が執筆した論文「南伊豆農林水産物直売所湯の花がコロナ禍を乗り越えられた理由 ―ソーシャル・キャピタルとしての役割に着目して―」が,日本地域政策学会が発行する学術誌「日本地域政策研究」34号に掲載されました.

中込さんを中心とする園芸イノベーション学研究室のメンバーは,2021年度に本学地域創造教育センターが主催する地域連携応援プロジェクトに応募し採択されました.タイトルは「「居場所」のコロナ禍における変化から本当に大切なものを探る~地域外とのつながり方の違いに着目して~」です.このプロジェクトでは松崎町の「であい村蔵ら」と南伊豆町の農産物直売所「湯の花」を取材し,それぞれのコロナ禍に対する向き合い方を分析し,それぞれ異なる方法ながら地域の居場所として機能し,それがコロナ禍においても生き残ることができた要因であると結論付けました.
「であい村蔵ら」についての論文は同じく中込さんを筆頭著者に2023年に発行された『日本地域政策研究』第30号に「コロナ禍の休業の判断にみる高齢者の居場所作りに大切なこと―伊豆松崎であい村蔵らを事例に―」として掲載されていましたが,この度「湯の花」を取材した論文が新たに掲載され,Webにも掲載されましたので報告いたします.

本成果は,農産物直売所「湯の花」の皆さんのご協力はもちろん,南伊豆町をはじめとする伊豆賀茂地域の様々な皆さんのご協力のもとに得られたものです.ご協力に感謝するとともに,引き続き,静岡大学農学部の教育・研究にご協力いただけますようお願いする次第です.

いずれの論文も,以下のリンクからどなたでも無料で読むことができます.
中込光穂・松本和浩.2023.コロナ禍の休業の判断にみる高齢者の居場所作りに大切なこと -伊豆松崎であい村蔵らを事例に-.日本地域政策研究 30:78-85

中込光穂・松本和浩.2025.南伊豆農林水産物直売所湯の花がコロナ禍を乗り越えられた理由 ―ソーシャル・キャピタルとしての役割に着目して―.日本地域政策研究 34:110-117

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次