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【論文掲載・中塚 貴司 教授】ガーベラ切り花の廃棄ロスを減らすための収穫方法と店頭での水揚げ法の提案

ガーベラの産出量は静岡県が日本一です。ガーベラは、収穫後に段ボールに詰められて出荷(乾式輸送)され、市場を経て花屋に届けられます。店頭に並ぶ前に、ガーベラの花弁が反り返る「弁反り」と呼ばれる症状が発生することがあり、弁反りが発生した切り花は老化していないにもかかわらず商品価値を失います。花卉園芸学研究室では、栽培農家ができる対策として、弁反りになりやすい品種は、切り花の収穫のタイミングを通常より遅らすことで、弁反りの発生を抑制できることを明らかにしました。また、生花店では、乾式輸送された切り花を吸水させる時は、15℃付近の環境で水揚げを行うことで、弁反りの発生を抑制できます。このようなガーベラ切り花の管理技術の提供により、廃棄ロスになる切り花の減少につながることが期待できます。本研究は、静岡県農林技術研究所との共同研究での成果です。

https://doi.org/10.2503/hortj.QH-125

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