農耕地には、雑草種子を食べるコオロギ類などの種子食生物が生息しています。これらの無脊椎動物による種子捕食は土壌中の雑草種子を減らす働きがあるため、農地の生態系サービスの一つとして捉えられています。
静岡大学と静岡県の共同研究により、茶園ではコオロギ類とダンゴムシ類が主要な雑草種子捕食者であり、チャの有機栽培がこれらの生物による雑草種子捕食を促進することを明らかにしました。
本研究成果は、有機栽培茶園における雑草の生物的防除技術の構築に向けた基礎データとして活用されることが期待されます。
Ichihara, M., G. Murakami, S. Okura, N.N. Pranaasri, M. Yamashita, H. Sawada, M. Uchiyama (2026). Organic Farming Can Promote Weed Seed Predation by Invertebrates in Tea Fields. Weed Biology and Management 26, e70017.
DOI: https://doi.org/10.1111/wbm.70017

