静岡大学農学部ではこのたび、多様な学びと交流が交差するフレキシブルスペースに、新たな名称 「Terra×Link(テラリンク)」 を命名しました。
「Terra」は、ラテン語で“地”を意味し、豊かな自然とともに育まれてきた静岡という土地の記憶と、深い知の基盤を象徴します。
一方「Link」は、個々の思考・感性・研究がつながり、共鳴し、やがて未来へとひらかれていく「交差点」としての可能性を表現しています。
そしてそれらを結ぶ「×(クロス)」は、多様性・分野横断・グローバルな視点が交錯するこの場の本質を象徴する記号です。
「Terra×Link」は、知の探索と刺激が共存する空間として、学生・研究者・地域・世界が交わるプラットフォームとなることを目指します。
ここから生まれる出会いやアイデアが、やがて時代の転換点となることを願っています。
このスペースの設置は、静岡大学農学部に学ぶ学生一人ひとりが、自らの学びに誇りを持ち、ここで過ごす時間の意味を深く感じ取ってもらうことを願って企画されました。
分野や学年を越えた交流を促し、多様な学びのスタイルに応えることで、学生の帰属意識と主体性を育む拠点として位置づけられています。
この構想を具現化するにあたっては、空間づくりに必要な什器や設備の整備を進めるための支援が不可欠でした。
その実現を大きく後押ししてくださったのが、農学部援護会ならびに農学部同窓会の皆さまによる温かいご支援です。
世代を越えて農学部に関わる方々の深いご理解とご協力により、この場は形となり歩み始めました。
「Terra×Link」は、支援いただいた皆様の想いを継承しながら、未来の学びへとつながる場所として静岡大学農学部の新たな象徴となることを目指します。
4月10日にオープニングセレモニーを開催しました。セレモニーには、同窓会会長糠谷明様、同副会長加藤敦啓様のほか、学生、教職員等大勢の方が出席し、名称発表を兼ねたくす玉開披、テープカット、Terra×Linkでの記念撮影が行われました。

命名者 山田真理子さん、大矢紀美代事務長


