教員・研究案内

果樹園芸学研究室

向井啓雄

基本テーマは「高品質果実の連年安定生産」です。具体的には、静岡のシンボルともいえるウンシュウミカンを中心に、生産者および消費者が求めている、糖・酸含量が相和し、且つ機能性成分も多い果実を毎年安定して生産できる栽培管理について研究しています。同時に、環境負荷を低減できるシステムの開発を検討しています。

【1】果実の成熟生理に関する研究
果実品質は主に糖、酸含量の多少によって決まり、これらは温度や土壌水分、施肥などによって影響を受けます。これらの糖集積、酸の分解のしくみについて研究を行っています。

【2】連年安定生産に関する研究
果樹の多くは、果実が多くなった成り年の翌年は不成り年になる隔年結果性があります。果実を間引くことが対策として有効ですが高品質果実生産とは相容れないところがあります。両者が両立できる技術を開発しています。

【3】果樹園の表土管理に関する研究
雑草が繁茂すると養水分の競合が見られ、雑草がないと雨による土壌流亡が問題となります。両者にとって都合の良い草種を利用して施肥量の低減や有機物の補給の可能性を研究しています。

【4】スモモ、オリーブ、熱帯果樹などの導入に関する研究
カンキツ以外にもスモモ新品種‘貴陽’の倍数性、オリーブによる温暖ガス低減能力、熱帯・亜熱帯果樹の導入試験などを行っています。


培養したミカンの砂じょうを用いて成熟のしくみを研究しています。


多孔質フィルムを被覆したマルチ栽培: 水ストレスによって果実の糖が増えます。


モモ並みの大きさのスモモ‘貴陽’

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